川崎学園MEセンターでは、川崎医科大学附属病院、川崎医科大学総合医療センターの両病院間で頻回に人材交流を行いスキルアップ、情報交換を行なっています。
人工心肺においては、総合医療センターでの人工心肺のシステム新調、附属病院でのシステム更新に伴い装置及び回路は共通化されており、同じものを使用している。そのため有事の際には助け合えるような状況となっています。
今回、両病院人工心肺担当者で集まりトラブル対応シミュレーションを行い、両病院でのトラブル対応の実体験をもとに意見を出し合い手技の共通化を行いました。
日頃、なかなか一緒に業務を行う機会のないスタッフ間で話し合うことで新しい視点での考え方や、取り組み方を感じることができ新鮮な気持ちになりました。
人工心肺業務は大きなトラブルは少ないですが、起れば危険性の高い業務であり、少ないトラブル症例をいかに情報共有し対応できるようにしておくかが患者の安全確保に繋がります。
今回のシミュレーションでは施設を越えて少ないトラブル症例の情報共有ができ、さらに手技を共通化出来たためとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
このように、施設間で人材交流を行えることは川崎学園MEセンターの強みだと再認識しました。
今後も、人工心肺業務のみならず他の業務でも人材交流を行い、両病院で技術を高め合い、患者様により良い医療を提供できるようにして行けたらなと感じました。