去る2014年3月24日に、川崎医科大学附属病院11Fにある臨床研修センターにて、持続血液浄化法の勉強会を行いました。この勉強会は、持続血液浄化法に携わる医師(腎臓内科、麻酔・集中治療科、循環器内科、救急科)を対象に、腎臓内科と臨床工学技士が主催で開催しました。
講義内容は、持続血液浄化法の基礎と持続血液浄化装置のとトラブル対応の2項目でした。持続血液浄化法の基礎については、当院における持続血液浄化法の実際について、堀家英之医長から約40分間の講義をしていただきました。その後、臨床工学技士の立場から、持続血液浄化装置に関連したインシデント内容と、その原因や対策について約10分間小野から説明を行いました。
今回の勉強会は、堀家医長の最終講義として、この10年間の持続血液浄化法における当院の臨床経験や治療成績、また、敗血症性ショックに対するHigh Flow CHD治療プロトコールとその根拠について幅広い内容を凝縮した講演となりました。また、各科の先生方23名、臨床工学技士8名と、本当に多数の参加が得られ、これまで急性血液浄化法を支えていただいた堀家医長の日頃からの人徳の賜だとつくづく思いました。この流れを絶やさないように、このような教育の場を継続して開催していきたいと思います。
(文責:小野淳一)
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